2016年11月21日

「坂田一男研究会第8回講演会」で講演します

演題「機械と〈秩序〉
―坂田一男と両大戦間期のヨーロッパの美術」

講師 河本真理氏(日本女子大学教授・西洋美術史)
(第29回(2007年) サントリー学芸賞[芸術・文学部門]受賞者)

日時 平成28年11月26日(土)午後2時〜3時半
場所 岡山シティミュージアム4階講義室 岡山市北区駅元町15−1
聴講無料(定員84人)
主催:坂田一男研究会
助成:公益財団法人福武教育文化振興財団
問い合わせ先:坂田一男研究会事務局 岡山市北区内山下2−3−15−3

岡山シティミュージアム
〒700-0024
岡山市北区駅元町15-1
JR岡山駅西口向かい、リットシティビル南棟4・5階
岡山駅中央改札を出て西に直進。東西連絡通路を西に進むと左手に岡山シティミュージアムが見えます。
※専用駐車場、契約駐車場はございません。

坂田一男(1889〜1956)
岡山市に生まれる。父は医学者坂田快太郎。当初医学の道を目指すが挫折し、画家への道を選ぶ。1921年渡仏し、フェルナン・レジェに師事する。キュビスムから抽象絵画へと進み、パリのいくつかのサロンに入選。1933年帰国。倉敷市玉島にアトリエを構え、叔父坂田貢の干拓事業を手伝いながら制作した。戦後、前衛岡山美術協会(「アヴァンギャルド・オカヤマ」A.G.O.)を結成・主宰して、日展王国と言われた岡山画壇に新しい風を生み出した。帰国の際、パリで制作した油彩作品は一点も持ち帰らず、帰国後の作品も水禍にあい多数の作品が失われたが、戦後、フランス在住時代の作品約12点が東京の画廊主の努力により日本にもたらされ、帰国後のものも含めて国内各地の美術館に所蔵されている。東京国立近代美術館には晩年のもの3点,岡山県立美術館には寄託作品も含め59点の油彩作品が収蔵されている。「前衛は無位無冠」を標榜し、一貫して「秩序と均整」の知的な造形世界の探求を続けた。

坂田一男研究会は、2007年秋に岡山県立美術館で開催された「坂田一男展 ― 前衛精神の軌跡」を契機として、2009年1月、岡山市内有志の呼びかけによりに発足し、毎年、外部著名人による特別講演会を開催している。また、会報誌『SAKATA』を発行し(現在、第5号まで刊行)、坂田一男に関する資料の発掘と研究、その業績の顕彰を行なっている。現在会員は約100名。年会費1000円。

講師紹介 河本真理(こうもと まり)
1968年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。パリ第一大学博士号(美術史学)取得。広島大学大学院准教授などを経て、現在、日本女子大学人間社会学部教授(西洋近現代美術史)。『切断の時代―20世紀におけるコラージュの美学と歴史』(2007年)でサントリー学芸賞、公益財団法人日仏会館が設ける渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトン・ジャパン特別賞受賞。著書に『葛藤する形態―第一次大戦と美術』(2011年)などがある。
posted by makomoto at 14:18 | TrackBack(0) | 講演のお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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